ヘルメットと安全に関して

ライドの前は必ず、ヘルメットが正しく機能し、調整できていることを確かめることが大切だ。トレックのヘルメットに関する推奨事項を以下にまとめたが、お使いのヘルメット特有の推奨事項については、そのヘルメットに付属するオーナーズマニュアルで必ず確認しよう。

ヘルメットはどのタイミングで交換するべき?


ヘルメットは、シェルおよびライナーが部分的に破損することで衝撃を吸収するよう作られている。すべてのダメージが目で見えるわけではない。従って、ヘルメットが衝撃を受けた場合は、そのヘルメットを破壊し、損傷していないように見えても新品に交換しよう。

ボントレガー クラッシュリプレイスメント プログラム


ボントレガーのクラッシュリプレイスメント プログラムでは、購入後1年以内にヘルメットを破損した場合、無償での交換対応を行なっている。破損したヘルメット、購入時のレシート、事故の状況を記載したものと交換ヘルメットの送付先を用意し、お近くのトレック販売店にご連絡いただきたい。

ヘルメットに寿命はある?


古くなった、あるいは損傷を受けたヘルメットは、新品に交換しよう。ヘルメットには使用期限があり、明らかな摩耗が生じたら交換するべきである。さらに、ヘルメットに使われるパーツは、時の経過とともに強度が損なわれる。そのため、ヘルメットに衝撃や損傷がなくても、購入日から3年経ったら交換するようにしよう。

ヘルメットを定期的に正しく掃除し、手入れすることで、損傷や劣化に気づけることがある。

ヘルメットの手入れについて詳しく学ぶ

バイクヘルメットの安全規格と試験


ヘルメットの安全規格は、衝突管理やストラップ強度といった重要な要素に対し、最低限の要件を設定するだけ。ヘルメットの内側に貼られた安全規格の認証ステッカーを見ることで、どの安全規格をクリアしているかがわかる。そのステッカーがあれば、そのヘルメットは最低限の要件をクリアしているということだ。

CPSC 規格は、アメリカ市場に向け製造される全てのヘルメットの法的必要条件。米国消費者製品安全委員会によって導入され、1999年以降にアメリカで販売用に製造された全てのヘルメットに義務化されている。

ASTMは、米国材料試験協会の略で、非政府の基準設定機関である。ASTMのステッカーは、そのヘルメットがASTM 規格もクリアしていることを示している。

情報源: helmets.org

バイクヘルメットに関する法律


どの国にもヘルメットに関する法律があり、アメリカの場合、バイクヘルメットの使用を命令する連邦法はない。ヘルメットの使用に関する国、都道府県、市町村の法律は異なるため、お住いや走行する地域の規則を参照しよう。その情報をどこで見つけられるかがわからなければ、最寄りのバイクショップを訪ねるといい。