TrekのOCLVカーボンバイクテクノロジー

軽量で、強靭な、カーボン。

確かな造りのカーボンファイバー製バイクに乗れば、これまで以上の乗り心地が楽しめる。カーボンは他の素材よりもはるかに軽いだけでなく強度、剛性、快適さでも他の追随を許さない。しかし、カーボンには独自の課題があり、これを超えるにはカーボン扱ってきた経験こそがものを言う。

開発するという意思が、私たちのDNAにある。1992年から30年以上にわたり、Trekはウィスコンシン州ウォータールーを拠点に、世界最高級のカーボンファイバーバイクを造り続け、業界の基準を打ち立ててきた。この長年にわたる経験、試行錯誤と成功のおかげでTrekは、どんな厳しい峠でも登り、どんな険しいマウンテンバイクコースでも下れるバイクを造り出してきた。なぜなら、全てのフレームとコンポーネントを徹底的にテストし、さらにその先までも見据えているからである。

OCLVカーボンとは？

OCLVとは、Trekの「最適圧縮低ボイドカーボン」の略。バイクフレーム、ホイール、ハンドルバーなどに使われる特許取得済みのカーボンファイバーである。慎重に計算されたパターンでカーボンファイバーを積層し、熱と圧力で圧縮することで理想的なカーボンと樹脂との比率を実現している。この厳重に管理された熱と圧力によるプロセスは、カーボン繊維の層間にできる空間（ボイド）を最小限に抑える。その結果、航空宇宙産業の基準を上回るカーボンとなり、信頼性の高い走りを実現できる。

なぜTrek OCLVカーボンなのか？

簡単に言えば、Trek OCLVカーボンは市場で最も広範な研究とテストを重ねているからだ。私たちは、可能な限り最高の素材を選び、あらゆる地形に対応する乗り心地特性を実現するためにカーボンを積層し、そしてあらゆる部位を可能な限り最も過酷なテストにかける。その結果が、振動を吸収する快適さ、反応の良いハンドリング、丈夫な耐衝撃性、そしてエアロ効率など全てを実現するカーボン製のフレームとパーツだ。しかも業界最高級の保証でバックアップされるのである。

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カーボンファイバーが他の素材よりも優れている最大の利点は、軽いことに加えて成形できる形状が無限であることだ。異なる形状は異なる性質を持つため、形状ごとに強度、剛性、空力特性などに多くの利点を持たせられる。そして私たちは業界全体に、走行性能を最大限に高めるためのカーボンファイバーの成形、成型、硬化方法の指導も行った。

実際の走行シーンに、どんな形状のバイクがどう反応するのかを正確に把握するため、私たちは有限要素解析（FEA）と呼ばれる総合的なソフトウェアシミュレーションを利用する。このFEAで、Trekのカーボンバイクフレーム全てのしなりと剛性を最適化していく。これにより、高いペダリング効率に必要な剛性を確保しながら快適性を高められる部位にしなりを持たせるなど、あらゆるフレームに理想的なカーボンレイアップを実現できる。

コンピュータで設計されたバイクは、数値流体力学（CFD）と有限要素解析（FEA）を用いて評価され、空力特性、重量、快適性、乗り心地に最適化された形状を具現していく。これらの複雑な科学的探究は、複数の型とさまざまなカーボン素材を組み合わせる実践的なプロセスに適用され、最終的に見事なまでのエンジニアリング製品が作り出される。

ロードバイクOCLVカーボンシリーズ

TrekのOCLVカーボンは、最も進化したカーボンである900シリーズOCLVから、軽量で価格も手頃な500シリーズOCLVまで幅広いラインナップを取り揃えている。OCLVカーボンのそれぞれのレベルには、レイアップの強度と剛性がどの程度まで最適化されたかを表す数字が割り当てられている。OCLVレベルが高いほど、最終製品で同じ強度を得るのに必要な素材が少なくて済む。

Trekの900シリーズOCLVカーボンは、これまでで最も強度の高いカーボンファイバーレイアップを使用し、少ない材料で完成品の重量を減らしながら、下位シリーズのレイアップと同じ剛性を維持できる。

史上最軽量のカーボンをどう作り出したか

かつて、ロードレース用バイクには性能を犠牲にしなければならない時代があった。つまり究極に軽量か、究極に空力特性に優れるか、そのどちらかを選ばなくてはならなかったのだ。900シリーズOCLVカーボンが、その常識を覆した。ロードレースバイクにおける速さと軽さ、この2つの要素を一体化し、超軽量で超エアロな1台の究極のスーパーバイクとしたのが、カーボン素材の潜在能力を未来へと押し広げた900シリーズOCLVである。

これまでの最高級カーボンだった800シリーズOCLVよりも最大で20%強度が高く、より効率的なカーボン成形プロセスを採用したことで、900シリーズOCLVはカーボン素材の先端を行く。さらに3D個体モールドを使用することで、フレーム内の材料の重なりを減らし、余分に材料を使わない。こうした素材とプロセスの改善により、剛性や強度を損なうことなく、これまでの軽量なレース用バイクと同等の軽さで、優れた空力性能も実現した。

OCLVカーボンマウンテンバイク

マウンテンバイキングとは、バイクでどこまで行けるか、その限界に挑戦するものだと言える。だが岩だらけのロックガーデンや根が張り巡らされたトレイルを何度も激走すると、どんなマウンテンバイクフレームにもダメージが及ぶ。

OCLV Mountainカーボンの開発のため、Trekのエンジニアは航空宇宙産業から拝借した手法を講じ、更なる難題に挑んだ。すなわち強度を高めるということだ。その哲学はシンプルであり、一つの質問に集約される。衝撃を受けた後にもフレームは強度を保ち続けられるのか、ということ。衝撃を受けやすい部分に、異なる素材と異なるレイアップを組み合わせたことで、衝撃を受けた後も荷重を支える能力を保てるフレームを造り出せた。試験ではアルミ製フレームよりも優れた結果を残せてもいる。

トレイルは険しいこともある。だから丈夫に造るのだ。全てのTrekカーボン製マウンテンバイクには、跳ねた石や搬送時に最も衝撃を受けやすい部分に、ダメージから保護する取り外し可能な2層構造のガードが付けられている。さらに保護を強化するため、一部モデルの塗装の下には耐衝撃ラミネートであるIntegrated Carbon Armor（一体型カーボンアーマー）が採用され、耐久性をさらに向上させている。一部モデルに装備。

OCLVカーボンロードバイク

OCLVカーボンは、ロードバイクに求められる究極の3要素を具現化するバイクの製造に貢献する。すなわち軽量化、空気抵抗の低減、快適な乗り心地の3つだ。従来の丸いバイクチューブに比べ、エアロ形状のチューブは形成に多くの材料を必要とするため、エアロバイクは本質的に重くなる傾向にあった。しかしOCLVカーボンを使用することで、エアロ形状から獲得できる速さを損なわない重さでエアロチューブを設計できるようになり、両方の長所を兼ね備えたバイクが実現した。走りを軽くし、走りを速くする。それがOCLV。

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耐久性を追求し、生涯保証でサポート

全てのTrekバイクに、この約束が込められる：私たちはサイクリストの安全と安心を第一に考え、正しいと信じることを行っていく。試験ラボで過酷な品質テストを行い、永く愛されるバイクを造っていく。40年以上も前に赤い納屋で、人の手で溶接された初のトレックバイクと同じく、トレック初のフルカーボンフレームはいまだに保証対象である。すべてのOCLVカーボンバイクに生涯保証が付いているのは、より多くの人がバイクに乗れることこそが、全ての人に有益だと信じるからだ。

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OCLVカーボンホイール

カーボンロードホイール

全てのBontrager OCLV Carbonロードバイクホイール製品で、さらなる軽量化とエアロ性能の向上を体感しよう。

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カーボンマウンテンホイール

軽量で剛性が高く、素早く反応するハンドリングを誇るBontrager OCLV Carbonマウンテンバイクホイールで、全てのトレイルを走りきろう。

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OCLVカーボンホイールが傷つく可能性は極めて低い。しかし万が一、路面に空いた穴や岩でリムが傷ついてしまった場合も心配いらない。全てのボントレガーのカーボンホイールは、カーボンケア・ホイールプログラムで守られているからだ。つまり、Bontragerのカーボンホイールを最初の購入から2年以内に壊してしまっても、無料で修理または交換できる。

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