作業工程
この塗装のあらゆる工程は、塗料や顔料からマスキングテープの種類に至るまで、可能な限り環境に配慮したものにすることを目指した。
半透明のフレームのロゴは、藻類の培養廃棄物を原料とするAlgae Black™顔料を開発したLiving Ink Technologies社との提携により誕生した。藻類を原料とする廃棄物を収集し、熱処理を経て最終製品に加工していく。この製品は、従来の石油を原料とする黒色の塗料顔料に代わるものとなる。
砂漠をイメージしたレイヤーのために、汚染された水路から除去された余剰鉄分を利用して顔料を製造するEnvironOxide™と提携した。これらの鉱物は、一連の自然沈殿処理を通して水から分けられる。この過程で回収された鉄分は、風と日光を利用して乾燥され、塗料などさまざまな製品に再利用されていく。
Raw Lithosフレームは、揮発性有機化合物（VOC）の排出量を、従来の溶剤ベースの製品と比較して最大85%削減する水性デカールも採用。さらにペインターは、それぞれのアースカラーの色が自然に変わっていく表現をするためのマスキングテープを、使い捨てのものから再利用可能なものに変更した。
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