ロードバイクの選び方 - トレックバイク

ロードバイクとは何?

ロードバイクは、平坦で綺麗な舗装路でもグラベルでも、速く効率的に走るために作られている。しかし、ドロップバー、軽量なデザイン、細いタイヤなど、ダートを走れるグラベルバイクにはない特徴がいくつかある。

ドロップバー

ドロップバーは、ブラケット、トップ、ドロップを掴んで走るために、下向きにスウィープさせたデザインを採用している。より快適で、パワフルで、空気抵抗の少ない姿勢に簡単に変えられるので、ロングライドやハイペースのライドに最適だ。

細めのタイヤ

従来のロードタイヤは、舗装された道路で速く転がり、舗装路を鋭くコーナリングするために設計されている。一般的にタイヤ幅は28mmまでで、レースに特化したジオメトリーを持つバイクと組み合わせて使用することが多い。

ゆったりとしたジオメトリーで走行距離を重視したロードバイクは、より太いタイヤを装着し、舗装路、グラベル、ダートを確かに捉えながら快適に走れるよう、最大45mm幅のタイヤクリアランスが確保されている。

どんな種類のロードバイクがある?

ロードバイクは通常、4つのカテゴリーに分類される:パフォーマンスロード、電動アシストロード、グラベル、トライアスロンの4種類だ。それぞれ異なる目標を達成するために設計されている。ロードバイクを選ぶ際には、走る場所や坂道の多さ、電動アシストの必要性などを考慮するとよいだろう。

パフォーマンスロードバイクは、KOMを目指す場合も、世界で最も過酷なレースに参加する場合も、効率とス速さを追求するために作られている。

Madone
軽量エアロロード

Madoneは超軽量で超エアロな究極のレースバイク。風を切り裂き、飛ぶように登る、一切の妥協を許さない設計だ。
- フルシステムフォイルの全体エアロ形状でさらなる速さをまとう
- 改良されたIsoFlowテクノロジーで、軽量化と快適性の大幅な向上を図りエアロ性能も改善
- 速さを求めたアグレッシブなレース向けジオメトリー

Émonda
超軽量クライミングバイクの元祖

Émondaは、登りの厳しいレースコースや山岳地域を走る時に驚異的なパフォーマンスを発揮する設計の軽量ロードバイク — しかもアルミモデルも用意されている。
- 軽いエアロ効果も持たせた軽量デザイン
- 速さを求めたアグレッシブなレース向けジオメトリー
- レース本番で登りを攻めるのに最適、グループライドでは先頭を引くのに最高

Domane
エンデュランスロード

Domaneは、ロングライドでの快適性を追求したオールロードのエンデュランスバイク。多様な路面を走るのに必要な機能を備えている。

-路面を吸収するIsoSpeedテクノロジーで、滑らかな舗装路から石畳、さらには適度なグラベルまで、より速く長い間走り続けられるように
-長時間快適なジオメトリー
-ロードライドをこれから始める方にもベテランライダーにも最適

電動アシストロードバイクは、自然な動作でペダリングをアシスト。あなたの思っていた限界を超えて、速く遠くまで走れる。

Domane+

Domane+は、坂道を平坦に感じさせ、追い風を受けながら長い道のりを走れるよう設計された電動アシストロードバイク。

-舗装路や適度なグラベルに最適
-オールロード用38mmからグラベル用40mmまでのタイヤクリアランス
-長時間快適なジオメトリー

グラベルバイクは、グラベルから舗装路、さらには適度なシングルトラックまでのあらゆる路面を走れる、まさに「万能」なバイク。より太くて安定性に優れたタイヤを履けるクリアランスを持ち、バッグやラック、フェンダーなどさまざまなアクセサリーを取り付けて冒険に出かけられる。「ロードバイクでグラベルを走れるの?」と思ったあなたは、Domaneをチェックしてみてほしい。

Checkpoint
グラベルを毎日でも

Checkpointは、未舗装路での冒険や友人との探検、バイクパッキングのために設計されたグラベルバイク。
– 最大50mm幅のグラベルタイヤ向けクリアランス(実測値)
– 必要な装備やボトルの収納に便利なマウントを多く装備
– グラベルや下りでも快適に自信を持って走れるグラベルエンデュランス ジオメトリー

Checkmate
グラベルレース

Checkmateは、グラベル界で最も壮大なレースの頂点を狙える設計の最軽量で最速のグラベルバイク。
– 45mm幅のタイヤを履けるクリアランス (実測値)
– 軽量で高速なエアロフルシステムフォイル エアロ形状
– 超軽量 800シリーズOCLVカーボン
– 上体を低くさせ風の抵抗を減らしてエアロ効果を高め、タフなグラベルコースに必要な操作性を確保するグラベルレースジオメトリー

Domane
エンデュランスオールロード

Domaneは、滑らかな舗装路から荒れたダートや適度なグラベルまで、あらゆる場所を走破できるオールロードのエンデュランスバイク。

-舗装路や適度なグラベルに最適
-最大38mm幅のオールロードタイヤ向けクリアランス
-一日中乗れる快適なエンデュランスジオメトリー

トライアスロンバイクは、自己ベストを更新し、時間と戦い、最も過酷なマルチスポーツのイベントを効率的に戦い抜くために設計されている。長距離走行に適した空力性能や、レース中の栄養や水分を補給するためのストレージなど、トライアスロンに特化した機能で満載だ。

Speed Concept

Speed Conceptは、トライアスロンコースで最速タイムを実現するために開発されたトライアスロンバイク。

-アイアンマンや各地のトライアスロンレースでこれまで以上に速く走れるよう設計されている
-ライダーに合わせて全てを調整できるトライアスロン専用ジオメトリー
-水分と栄養補給用システムをシームレスに一体化

カーボン、それともアルミ?

フレームの構造や素材によって、乗り心地に大きな違いが生まれる。トレックでは、ほとんどのロードバイクにカーボンとアルミの両方を用意。乗り方の好みによっては、どちらか一方があなたにより適している場合もある。

トレックOCLVカーボン

カーボンファイバーは、複雑な形状に加工できるコンポジット素材であり、超軽量バイクのデザインの自由度を高めている。カーボンバイクは一般的に軽量で、空力性能や走りの質に優れている。製造には多くの精密な職人技が必要となり、結果としてアルミバイクよりも高価になりがちだ。

トレックAlphaアルミ

トレックのアルミロードは、優れた技術が詰め込まれており、カーボンフレームと多くの特徴を共有。AlphaアルミはInvisible Weld Technologyを採用し、洗練された外観、高い耐久性、手頃な価格、そしてレスポンスの良い走りを求めるライダーにとって価値の高い選択肢となっている。

カーボンやアルミのグレードの選び方
モデル名の後の文字は何を意味するのか?

Trekが提供する中で、最も軽量でプレミアムなカーボンフレーム。800および900シリーズOCLVカーボンのSLRフレームは、トップレベルの技術を採用し、エリートレーサーに選ばれているフレームだ。

軽量な500シリーズOCLVカーボン。このロードフレームは、SLRよりも少し重たいのだが、それでもすばらしい性能を発揮する機能を手頃なパッケージに詰め込んでいる。

最高性能の300シリーズAlphaアルミフレーム。軽量で、ハイドロフォーミングやスムーズな溶接など、細部にこだわって作られており、しかも低価格である。

エントリーレベルの100シリーズAlphaアルミフレームは、性能と価値を両立。スマートな機能と優れた外観を持ち、抜群の価値を押し出している。

好みのドライブトレインを選ぼう

トレックのロードバイクには厳選されたパーツ(クランク、ギア、チェーン、ディレイラー)が搭載されており、これらは一般的にドライブトレインとして知られている。フレームと同じように、ドライブトレインにもさまざまなグレードがある。それぞれのモデルの名前には、搭載されているドライブトレインのグレードを示す数字が記載されており、9が最高性能、2が最も手頃な価格となっている。また、SRAMとShimanoのいずれかを選べるグレードもある。各社ともバイク向けの優れたコンポーネントを製造しており、それぞれの利点があるので、あなたの走り方に合ったものを選べるのだ。

レベル 9

SHIMANO DURA-ACE Di2
Shimanoが誇るロードテクノロジーとイノベーションの集大成。それがDura-Ace Di2、最速の12速電動ドライブトレイン。シャンゼリゼでのフィニッシュ目掛けて全力でスプリントをする時にも、いつもの近所の登りで最速タイムに挑む時にも速さを求められるよう各部を設計、改良し、最適にまで調整されている。

SRAM RED AXS
RED AXSがあれば、常に正しいギアで走ることができる。SRAMの最軽量ワイヤレスドライブトレインは、ギア比がより広く、カセットの歯数差がスムーズに変速するよう設定され、シンプルな変速ロジックを採用している。AXSテクノロジーにより、携帯電話からコンポーネントを簡単にカスタムできる。そしてパワーメーター・クランクセットは、必要不可欠なトレーニングデータにアクセスできる。真のパフォーマンス志向のライダーをさらに進歩させる、真のイノベーションである。

レベル 7

SRAM Force AXS
Forceの中で最も精確なのがこのAXS仕様。統合されたパワーオプションを選び、賢くチョイスされたギア比で道の奥まで進み、AXSの動作をカスタムできる。新設計のシフター、よりスマートなブラケット形状、そして油圧ディスクブレーキの一貫した制動力を楽しもう。

SHIMANO ULTEGRA Di2
Ultegraドライブトレインは革新的な機能をフル採用。Shimano独自のワイヤレス集積回路、改善されたエルゴノミクス、高い空力性能などを12速ドライブトレインに集約、どんな道のりであっても適切なギアを確約できる。

Shimano GRX Di2
Shimano GRX Di2は、瞬時の電動変速とオフロード性能を両立し、荒れた路面を加速させるアドベンチャー向けのドライブトレイン。

レベル 6

SHIMANO 105 Di2
Dura-AceやUltegraと共有のDi2電動変速プラットフォーム、手に馴染む形状、Shimano 105を最適化したギア比、秀逸なディスクブレーキを備え、Shimano 105 Di2はお求めやすい価格の電動グループセット。

SRAM Rival AXS
Rival AXSは、最近のライダーの望みを形にするテクノロジーを誇る —— ワイヤレス変速、革新的なギアリング、一体式パワー計測、そしてAXSの接続性だ。優れたエルゴノミクス、ブレーキ、チェーンマネジメントにより、行きたいところへ行けるグループセットである。

レベル 5

SRAM Apex
SRAM Apexは、AXSワイヤレス変速と従来の機械式ドライブトレインから選べ、オフロードを走るのに最適なワイドな歯数のギアを装備。1x12システムには厳しい路面状況でもチェーンが落ちにくいクラッチディレーラーを採用。油圧ディスクブレーキが確かな制動力を発揮する。

SHIMANO GRX
SHIMANO GRXは、グラベルに特化したエルゴノミクス、最適化されたギア比、タフな造り、静かで安定した機械式ドライブトレインなど、グラベルアドベンチャー向けに一から設計されたグループセット。

SHIMANO 105
SHIMANO 105機械式ドライブトレインによって、これまで以上に多くのライダーがロードバイクというスポーツを始めやすくなる。あらゆる背景を持つライダーを支え、モチベーションを高め、そして刺激する、価値が高く値段を抑えたドライブトレインだ。

レベル 4

Shimano Tiagra
TIAGRAは、本格的なエントリーレベルの走行性能と、より直感的な変速を可能にするトップグレードのテクノロジーを組み合わせた10速ドライブトレイン。

レベル 3

Shimano Sora
SORAは、Shimanoの中で最も魅力的かつ丈夫な9速ドライブトレイン。スタイリッシュでクリーンなデザインにより、フィットネスやレクリエーションライドに最適だ。

レベル 2

Shimano Claris
CLARISは幅広い用途をカバーし、フィットネスバイク、ツーリングバイク、ロードバイクに搭載される。耐久性とメンテナンス性に優れた8速ドライブトレインは、快適に走るのに最適なギア比を採用している。

ヒント: 各バイクのドライブトレインのグレードは、カーボンまたはアルミの表記の後に数字で表示されている。

電動と機械式、どちらを選ぶべき?

電動変速

電動変速は、瞬時に変速して高性能な走りを体感できる。精確で耐久性があり、ペダルを踏み込んでいる間もすばやく変速してくれる。しかし、その速さには欠点も。定期的にバッテリーを充電しなくてはならないのだ。

機械式変速

機械式ドライブトレインは、安心して使える高い信頼性、使いやすさを提供する。メンテナンスは簡単で、走行時にバッテリー切れになる心配もない。走りたい時に安心して使え、ライドに集中できるという利点がある。

ロードやグラベルバイクに太いタイヤを履かせられる?

とはいえ、どのタイヤでもフィットするわけではない 全てのロードやグラベルバイクにタイヤの最大推奨幅が設定されており、これは各モデルの詳細に記載されている。

モデルの詳細で、実測値での最大推奨タイヤサイズと書かれているのがそれ。実測値とは、タイヤをリムに装着した状態で、推奨空気圧で測定したタイヤ幅のこと。なおタイヤとフレームのクリアランスは、ロードモデルでは4mm以上、グラベルモデルでは6mm以上が推奨値だ。このクリアランスから、タイヤの最大推奨幅が決まる。

A - タイヤの実測値
B - 上部のクリアランスの実測値
C - 側面のクリアランスの実測値

例えばMadone Gen 8は、実測値で最大33mm幅のタイヤを装着できる。これは、タイヤの最大推奨幅(Aの値)が33mmであるということ。この場合、タイヤとフレーム(BおよびCの値)のクリアランスは推奨値の4mmになる。 

ロードバイク向けギア - 必需品

理想のロードバイクが見つかったら、次はどのライダーにも必要となる重要なギアを追加する番だ。前後のライトは常にあなたの存在を周囲に知らせ、ヘルメットは頭を守るのに欠かせない。数本のウォーターボトルとそれを入れるボトルケージがあれば、どこにいても水分を補給できる。その他、パンク修理キットや予備チューブなどの必需品は、ライド中のパンクを直すために使う。フロアポンプやチェーンルブなどのツールは、コンポーネントの寿命を延ばし、毎回のライド前にタイヤに空気を入れるのに役立つ。

ロードバイクアパレル

ロードバイクアパレルは、最高のライドを実現できるようにするため、特別にデザインされている。ショーツやビブショーツにはシャモアが縫い込まれ、体とサドルとのタッチポイントを快適にする。ジャージは速乾性素材を使い、体を冷やさない。また、ポケットは補給食や携帯電話、クレジットカードなどの必需品をすぐに取り出せるようになっている。サングラスは前方の視界を確保し、風や日差しから目を保護するのに役立つので、キットにぜひ加えたい。