正しいサドルの選び方

サドルは、バイクの中で最も個人的なパーツ。あなたに適したサドルを使うことは、快適性とパフォーマンスの向上に欠かせない。サドルは結局のところ、体とバイクとの接点が3つあるうちの1つなのだ。そしてはっきり述べておこう。軟組織の不快感ほど、素晴らしいライドを台無しにするものはない。ボントレガーは、そうならないサドルを用意している。

では、サドルが自分に合っているかをどう確かめれば良いのだろう? サドルの各部、種類、購入時に検討すべき要素など、サドルを選ぶ上で知っておきたいことをここで紹介しよう。

乗車姿勢がすべてのカギを握る

あなたの乗車姿勢こそ、サドルを決める上で最重要の項目である。ボントレガーのサドルは、エアロダイナミック(乗車姿勢 1)からコンフォート(乗車姿勢 5)までの5つの姿勢に分かれている。これは、上半身を最も立たせた姿勢から、スポーティーな姿勢を経て、最も前傾させたエアロな姿勢までを表しているとイメージして欲しい。

姿勢は、骨盤のどの部分がサドルと接するかで決まる。サドルの快適さは、乗車姿勢や体とサドルとの接し方で決まるため、サドルが大きいほど快適になるという俗説がある。

しかし、ボントレガーのサドルすべては体をサポートし、軟組織への圧迫を軽減するようデザインされているため、乗車姿勢 5のサドルでエアロな前傾姿勢をとっても快適には感じられないだろう。同様に、乗車姿勢 1のサドルに上半身を立たせて乗っても快適さは感じないはずだ。

あなたに合ったサドルを見つけるには、まず乗車姿勢を決める必要がある。(上の図で、あなたの乗車姿勢を確かめよう) そして、あなたの乗車姿勢に合ったサドルのカテゴリーを選ぶのだ。

ボントレガーのサドルには、CompからProまでの複数のグレードが用意されている。それぞれのグレードには、アルミまたは軽いOCLV カーボンレール、シェル構造、追加パッドなど、それぞれ特徴が設けられている。また、幅も複数用意されているので、必ずあなたに最適のサドルを見つけられるのだ。あなたに適したサドルを探すには、最寄りのトレックショップを尋ねることが一番である。

トライアスロンサドル - 乗車姿勢 1

トライアスロンやタイムトライアルでは、空気抵抗を出来るだけ抑えたい。これらのサドルは、上半身を最も前傾させたアグレッシブなエアロ姿勢で体を支えるよう作られている。

レースサドル - 乗車姿勢 2

これらのサドルは、ロードやマウンテンバイクのレースに最適だ。上半身を前傾させてパワーとパフォーマンスを引き出したいライダーを支える姿勢です。速さを求めるローディー、クリテリウムレーサー、クロスカントリーレーサーに最適です。

パフォーマンスサドル - 乗車姿勢 3

ほとんどのホビーライダー、そして多くのレーサーには、パフォーマンスサドルが適している。これらのサドルは、エンデュランスロードライダー、トレイルライダー、そして速さと距離を重視するすべてのライダーに最適だ。

フィットネスサドル - 乗車姿勢 4

バイクに乗って汗をかき、ドロップバーのロードバイクより上半身をやや起こした姿勢で走りたいなら、これらのサドルが最適だ。

コンフォートサドル - 乗車姿勢 5

快適にクルージングしたい? 周囲を見渡せるよう上半身を立たせた快適な姿勢で走るライダーには、コンフォートサドルが必要だ。

正しいサイズのサドルを選ぼう
サドルの幅

Trekはあらゆるライダーに向けたサドルを作る。そして最高のサドルとはあなたの骨格に合ったもののこと。男性ライダーは、一般的に骨盤の幅が狭く145mm幅のサドルをもっとも快適に感じる。一方で女性ライダーは155mm幅をもっとも快適に感じることが多い。とはいえ、体の作りは人それぞれ。最初に選んだサドルが体に合わなくても、30日満足保証を活用して他のサドルも試してみよう。

inForm Design - The Science of Comfort

ボントレガーのサドルは、inFormと呼ばれる哲学を取り入れ、デザインされている。これは、膨大な時間に及ぶエリートアスリートとのテスト、圧力マッピング、高速度ビデオ、人間/コンピュータモデリング研究から生まれた哲学だ。

サドル設計チームは、Trek Precision Fitエンジニアと協力してボントレガーの各姿勢に特化したサドルの細部を改良し、その知見をサドルすべてに注ぐ機械・生体力学のエンジニアで構成されている。

この哲学は至ってシンプル。骨格を目標通りにサポートし、軟組織に掛かる圧迫を軽減させるためのものである。骨盤構造は男女間で異なるが、軟組織はライダーの体重を支えるためにできていないという考え方は変わらない。ボントレガーのサドルは、骨格を支えながら、軟組織に掛かる圧迫を軽減させるようデザインされている。

サドルの各部名称

フィットと座り心地に優れるサドルには、多くの科学と技術が注がれている。サドルを探す中で、新たな用語に出くわすかもしれない。そこで、そんな時に役立つよう、サドルの各部やデザイン要素を簡単に紹介しよう。

1. 湾曲

サドルの湾曲とは、その横断面形状のこと。しかし、単純にサドルの幅を指すものではない。湾曲から、坐骨とサドルの接する角度が決まるのだ。すべてのボントレガーサドルは、サイズごとに専用の湾曲を用いている。

2. プロフィール

サドルのプロフィールとは、サドルを横から見た形状のこと。サドルの上で前後にどれだけ移動できるかが決まり、また骨盤の前傾量も決まることがある。

3. トランジション

サドルのトランジションとは、サドル上面から見た形状のこと。サドルの前後のどこに座ることになるかを決める。

4. レール

サドルレールは、サドルをシートポストに繋げる部品。アルミまたは軽いカーボンでできており、サドルを前後に動かしてフィットを調整するためのもの。

5. カットアウト

カットアウトの付いたサドルは、サドル中央に何もない。カットアウトは、軟組織への圧迫を軽減させるためにデザインされている。Contour Relief Zone(CRZ)あるいはサドル表面のフォームがくぼむ部位は、カットアウトの役割を果たし、同時に安定したサポートを提供する。

その名の通り、従来のサドルよりもノーズ部を短くして総合的な性能を追求したサドル。不要な部分を取り除いたショートノーズサドルは、快適な部分のみを残しているので使いやすい。さらにショートサドルは、使う材料が少ないため、軽量であることが多い。

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適したサドルを使うと、ロード、トレイル、シティーライドを存分に楽しめるようになる。

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30日満足保証

快適さが重要なのは重々承知。そのため、すべてのボントレガーサドルには、30日満足保証がつけられている。30日間、実際に乗って使ってみよう。気に入らなければ、返品するだけ。

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