サステナビリティ

より良いビジネスを、環境に優しく

バイシクルブランドが環境に配慮するのは当然のこと。地球規模の問題の解決策となり得る製品を送り出しているからです。しかし、私たちは「自転車は環境を守る優等生」であることを過大評価していました。人と地球のためになる製品であっても、環境負荷は生じている。その事実に目を向けるべきだと気付かされました。

2021年、我々が地球に及ぼしている影響を理解し解決方法を探るため、初の二酸化炭素排出量検査を実施しました。この結果と発見について、より持続可能な地球市民になるための計画の報告書を発表しました。さらに2023年、私たちは自社の排出量についてさらに深く掘り下げ、全社的な二酸化炭素削減目標と新たなビジネススタイルを発表しました。

Trekでは今日、どんな話題でも環境に与える影響を問われます。このサステナビリティレポートでは、私たちの排出量、企業目標、そしてより良い地球のために私たちが取り組むビジネスの変化と新たな方法について、詳細な情報をご覧いただけます。

Trek社長のジョン・バークが、Trekの気候変動への取り組みと、企業の流れを変えるためにできる8つの方法について語る。

Trekの二酸化炭素削減コミットメント

私たちは、短期的な排出削減目標を意欲的に掲げています。私たちのコミットメントは全社的なものであり、科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBTi)に沿ったものです。2023年末までにSBTiによる目標検証プロセスを終了する予定です。

2032年までにスコープ3の温室効果ガス排出量を30%削減*。

2030年までに全ての電力を再生可能エネルギーから調達

2032年までにスコープ3の温室効果ガス排出量を30%削減*。

*2021年基準

私たちはどうバイクビジネスを変えていくのか

再生可能エネルギー

トレック本社と米国の製造工場は、有効な再生可能エネルギー・クレジット(REC)を通じて、再生可能エネルギーのみで運営されています。2030年までに、トレックが所有する世界中の各施設のRECを購入し、償却する予定です。

プラスチック包装廃棄物の削減

私たちは使い捨てプラスチックを大幅に削減するため、バイクと製品パッケージを再設計しました。2020年以来、私たちの新しいデザインは、年間約241.5tものプラスチック包装廃棄物を削減するのに役立っています。

再生プラスチック

Trekは、再生プラスチックをバイクやアクセサリーに使用する新しい機会を次々と見つけています。現在、ボトルケージ、グリップコア、素材やヘルメットなど、38種の製品に再生プラスチックが使用されています。

環境を考えたサイクルウェア

トレックのロード&マウンテンウェアには、リサイクルボトルや廃繊維から作られた生地を使用。これは24,922kgもの埋立廃棄物の削減に役立っています。

世界を変えるために

私たちはバイクが世界を変えられると信じています。だからこそ、バイクを地球と人々のために役立てる多くの団体とパートナーシップを結んでいます。PeopleForBikes、World Bicycle Relief、NICAなどの支援を通じて、世界中で意義ある変化を提唱しています。